「させていただきます」という表現

私も使ってしまうのですが、「〜させていただきます」という言葉があります。
日本語として日常的によく使われていますよね。
「させていただく」は、「させてもらう」の謙譲語ですね。

文化庁が国語施策として公表している『敬語の指針』*では、「させていただく」を使用する条件として以下の2つが挙げられているそうです。

  1. 相手または第三者の許可を得ているかどうか
  2. そのことで自分自身が恩恵を受けるかどうか

*参考:文化庁「敬語の指針」

つまり、許可がいらない時や依頼されていない時には、「〜させていただく」と使うことは誤りとなってしまうのです。

さらに「拝見させていただきます」など、「拝見する」という謙譲語に、「させていただきます」という謙譲語を付けてしまうと敬語が重複した「二重敬語」になってしまい、これは間違った用法です。
「拝見します」「拝見いたします」が正解ですよね。

ついつい使ってしまいがちですが、注意しましょう。
私も気を付けます!


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この記事を書いた人

ホリコシ シノブ
オフィス堀越 代表
Webディレクター/Webデザイナー/ライター

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